こちら「日本語でケアナビ」開発室

2008年3月のシンポジウムの詳細が決定!

イラスト:「みんな持ってるねん」では説得できない

相手の立場に立って考えましょう。
(「相手の立場に立つ」の例文)

関西国際センターのシンポジウムでの「日本語でケアナビ」についてのパネルディスカッションが終わりました。約百名の一般参加者が来てくださり、アンケート結果を見ると、「非常に満足」」「満足」合わせて90%以上ということで、まずは、「成功」と言えるのではないかと思います。

パネリストとして、プロジェクトのリーダー(うえださん)を中心に開発に協力してくださったノンネイティブ日本語教師、翻訳者、Webデザイナー(すなみくん)、そしてユーザーを代表して現役のフィリピン人ヘルパーが登場。「日本語でケアナビ」を理解してもらうのに、いろいろな視点からの声を聞いてもらえたことが、よかったのかなと想像しています。

私自身は、パネルディスカッションのモデレータをしたのですが、「でも・・・」と、引っ掛かるものがあります、実は。それは、「自分は一体、誰に、何を伝えようとしていたんだろうか」という点です。最初は、みんなにわかってもらえるように、みんなにとって面白い内容であるように、みんなにアピールできるように、というようなことを考えていました。でも、「みんな」って、誰なのでしょうか。

パネルの最後にコメンテーターを引き受けてくださった東京女子大の石井恵理子先生が「日本語でケアナビ」のプロジェクトは具体的な現場を大事にしている、と評価してくださいました。誰が使うのか、どんな状況か、どんな目的か、などどのパネリストも共通して「具体的に考える」ことの重要さを語っていました。確かに、この「具体性」は「日本語でケアナビ」開発の特徴だと思います。

だったら、機能や成果や目指したことを「伝える」ときも、やはり「具体的に考える」ことが大事なのではないでしょうか。発表や話を聞いてくれる人がどんな人なのか、どんな情報が必要なのか、相手の立場に立って具体的に考えること。はたして、今回のパネルディスカッションで自分は十分に考えることができていたか?

スプーン一杯の満足と、スプーン二杯の反省のパネルディスカッションでした。

2008.04.05 16:08 - たなか

このトピックの記事一覧へ

コメントする

このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。