4つの自分
「自分だったらどんなデータベースがあったら嬉しい?」
これがまずは私たちのとっかかり。
一言で語彙のデータベースを作ると言っても、
「何」を「どれだけ」ということを考えなければなりません。
まずは必要語彙の収集、選別、決定。
つぎに必要語彙について「どんな情報があると嬉しい?」と考えました。
そのためには、ここで言う「自分」というのも
一体「どんな立場」の「誰」なのかを、決めなければいけません。
- 「日本語教師」としての自分
- 開発・制作メンバーのほとんどが日本語教師ですから、
まずは当然ここから。
自分が「日本語でケアナビ」を使って教えるとしたら、
何が必要か、何があったら便利か、を考えました。 - 「日本語学習者」としての自分
- そんな日本語教師が教える対象は、
日本で将来看護師、介護士として働くことになる現在勉強中の日本語学習者。
自分が学習者だったとしたら、
何があれば次の学習へ繋がっていくか、学習意欲が沸くか、
学習の手助けになるかを考えました。 - 「働く」自分
- 自分が日本人の同僚とともに「外国人として働く」、
あるいは、そのような人たちと一緒に「日本人として働く」
という立場だったら、何が重要になってくるのか。
働く場面で、気をつけること、知っておくべきことは
何なのか…。 - 「プライベート」の自分
- もちろん働くだけではありません。
自分が外国人として「プライベート」で日本で暮らしているとしたら、
色々な場面や人々に出会うでしょう。
そういったときに、文化の違いで困ったこと、
もっと日本について知りたいと思うこともあるでしょう。
ほしい情報は何なのか
採用する語彙のことは「項目語彙」と呼びました。
その項目語彙につけていく「その他の情報」として、あると嬉しいのは何だろう?
真っ先に浮かんだのは、
- 項目語彙の英訳
- 項目語彙の例文
- 例文の英訳
- 項目語彙の関連語
- 関連語の英訳
- それぞれの読み仮名(ひらがな)
など。
それぞれの項目語彙の例文に使われている文型が、
初級文法の教科書の何課で学習するものなのか、
という手がかりは必要?
項目語彙の現場で使われている略語は何?
また、どれから勉強したらいいか分かるような手がかりはあったほうがいいか?
なども考えました。
そして、これらがデータベースに入れる情報の枠の基本となって、
作成を進めていきました。
2007.10.17 13:30 - まえちゃん


