こちら「日本語でケアナビ」開発室

2008年3月のシンポジウムの詳細が決定!

しもやん

「使える」データベースへの挑戦

このことば、どう見せる?

前回はことばをどういう形で採用するかについてお話しました。
(詳しくは「このことば、どう立てる?~概要編~」
「このことば、どう立てる?~詳細編(1)(2)(3)」をどうぞ!)
今回は、どういう見せ方にするか、つまりことばの「表記」について
私たちが悩んだことを大きく分けて3つ、ご紹介したいと思います。

1. 漢字の表記

日本語の書き言葉で避けては通れないのが漢字です。
「日本語でケアナビ」では、辞書などで常用漢字*とされているものは、
学習する学年や日本語能力試験のレベルに関わらず、
主に漢字表記を採用しています。
それだけではなく、メンバーの話し合いによって
「この漢字は使う」「こっちはいらん」など、辞書の基準とは関係なく
決めたものもありますが、大部分は上のような基準を基にしていました。
初級の学習者には少し難しいかもしれませんが、
現場では日誌などでバンバン漢字が使われているであろうと思い、
ほとんどのことばを仮名つきで漢字表記にしたんです。
厳しいと言っても、読み仮名を先に大きく表示させてあるので
できるだけ親切な対応を心掛けてはいるのですが。

*病気の名前などには、一部常用外の漢字を使用しているものもあります。

2. 形容動詞の表記

「静か」「爽やか」などの形容動詞の見せ方にも頭を悩ませました。
「静かな」か「静かに」、または「静か(な)」か「静か(に)」なのか、
それとも「静か(な/に)」がいいのか・・・
結局「静か(な)」で統一しました。
この問題は、開発から1年経ってやっと片付いたぐらい厄介なものでした。

3. 助詞「を」の表記

助詞の「を」があってもなくても意味が通る動詞についても
議論が繰り広げられました。
「連絡する」なのか、それとも「連絡をする」なのか?
どっちも使うなら両方載せた方がいいんじゃないか、ということで、
「連絡(を)する」という表記に決定しました。

ここで挙げた問題はどれも、1回の打ち合わせや話し合いで解決するような
代物ではありませんでした。
中にはサイト公開直前までペンディングされ、議題の「常連」として
開発メンバーと仲良く年を越していったものもあります。
本当に、本当に長くて濃ゆ~いお付き合いでした。
でも、こんなに親密になったのにいざ解決してみると名残惜しさも未練もなく、
ただただスッキリしていましたけどね!

2008.01.27 15:28 - しもやん

次は「「ジェントルマン現る!」の巻」

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