開発当初、
- 基本的ケア
- 診療・処置
- 業務上コミュニケーション
- 介護
- 名詞
- 便利ボックス
という6つのカテゴリーにそれぞれのことばを分けていました。
そして、これら6つのカテゴリーのことを
私たちは「場面」と呼んで区別して作業していました。
厳密には全てが場面と呼べるものではありませんが・・・
とにかくこの「場面」を、開発初期メンバー4人で分担して管理していました。
「基本的ケア」「診療・処置」は下やん、
「業務上コミュニケーション」は前ちゃん、
「介護」ははたんぼ、
そして「名詞」は上田さんです。
「便利ボックス」は、この頃はあまり整理されていなかったんですが、
はたんぼが時間のあるときにまとめてくれていました。
(その名前からもわかるように、「便利な箱」、
つまり他の5つの場面に振り分けられないことばを
どんどん放り込んでいったんです。
要するに、「便利ボックス」は私たちにとって例外的な存在でした。
もちろん後でちゃんとそのツケは回ってきましたけどね・・・)
ことばの分析をするときに、担当場面ごとにことばを見ていくと、
各担当者の価値観とか着眼点、好みなどが
ことばから窺い知ることができます。
「あれ?このことばって、この間ボツ*にせんかった?」
「あ、ホンマや。誰かが諦めずに採用しようとしてるな。絶対○○の仕業や!」
というふうに、何度ボツにしても
誰かがまた採用しているということもありました。
作業が回を追うごとに、各自の「こだわりポイント」が
浮き彫りになってきて、本当におもしろいんです。
別の言い方をすれば、キャラがつかめてくるというか・・・
誰かにとってそれは大した事のないことばでも、他の誰かにとっては
絶対に捨てられないものだったりするんです。
当たり前のことですが、データベースを使う対象は物ではなく人間ですから、
病院や介護施設で働いている時間の他に、生活している時間があります。
その人たちに使ってもらいたいと思えば、様々な視点から見て
必要なことばをデータベースに盛り込むことが重要になってきます。
開発メンバー一人一人のこだわりポイントが違うからこそ、
そういうニーズに応えるための色彩豊かなデータベースを
目指してこれたのではないでしょうか。
・・・とか自画自賛してみましたが、みなさんどうでしょう?
*「不要」という判断を下すことを「ボツにする」または「ボツる」と呼び、
ことばを選別していました。
2008.01.18 14:23 - しもやん


