こちら「日本語でケアナビ」開発室

2008年3月のシンポジウムの詳細が決定!

しもやん

「使える」データベースへの挑戦

場面別役割分担

開発当初、

  • 基本的ケア
  • 診療・処置
  • 業務上コミュニケーション
  • 介護
  • 名詞
  • 便利ボックス

という6つのカテゴリーにそれぞれのことばを分けていました。
そして、これら6つのカテゴリーのことを
私たちは「場面」と呼んで区別して作業していました。
厳密には全てが場面と呼べるものではありませんが・・・

とにかくこの「場面」を、開発初期メンバー4人で分担して管理していました。
「基本的ケア」「診療・処置」は下やん、
「業務上コミュニケーション」は前ちゃん、
「介護」ははたんぼ、
そして「名詞」は上田さんです。
「便利ボックス」は、この頃はあまり整理されていなかったんですが、
はたんぼが時間のあるときにまとめてくれていました。
(その名前からもわかるように、「便利な箱」、
つまり他の5つの場面に振り分けられないことばを
どんどん放り込んでいったんです。
要するに、「便利ボックス」は私たちにとって例外的な存在でした。
もちろん後でちゃんとそのツケは回ってきましたけどね・・・)

ことばの分析をするときに、担当場面ごとにことばを見ていくと、
各担当者の価値観とか着眼点、好みなどが
ことばから窺い知ることができます。

「あれ?このことばって、この間ボツ*にせんかった?」
「あ、ホンマや。誰かが諦めずに採用しようとしてるな。絶対○○の仕業や!」

というふうに、何度ボツにしても
誰かがまた採用しているということもありました。
作業が回を追うごとに、各自の「こだわりポイント」が
浮き彫りになってきて、本当におもしろいんです。
別の言い方をすれば、キャラがつかめてくるというか・・・

誰かにとってそれは大した事のないことばでも、他の誰かにとっては
絶対に捨てられないものだったりするんです。
当たり前のことですが、データベースを使う対象は物ではなく人間ですから、
病院や介護施設で働いている時間の他に、生活している時間があります。
その人たちに使ってもらいたいと思えば、様々な視点から見て
必要なことばをデータベースに盛り込むことが重要になってきます。
開発メンバー一人一人のこだわりポイントが違うからこそ、
そういうニーズに応えるための色彩豊かなデータベースを
目指してこれたのではないでしょうか。
・・・とか自画自賛してみましたが、みなさんどうでしょう?

*「不要」という判断を下すことを「ボツにする」または「ボツる」と呼び、
ことばを選別していました。

2008.01.18 14:23 - しもやん

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