シンプル is Best!
一部は参考文献からの引用、一部はオリジナルの例文という形で、
一度宮地顧問に見ていただくことになりました。
そこで顧問から、大きく分けて次の2つのアドバイスをいただきました。
- 「順を追って、簡単なことばから難しいことばを
採用した方がいいのではないか。
そして、そのレベルの違いが分かるようにした方がいいのでは。」 - 「例文が複雑すぎるので単文の方がいいのでは。」
つまりは、「ことばも例文も、思っていたより難しい」ということですね。
という訳で、解決策として
- ことばの難易度の差がわかるようにレベル分けをする
- 日本語初級者にもわかりやすいよう、例文をシンプルにする
ことに決めました。
何事にも順序がある
まずはことばの見直しです。
簡単なことばから難しいことばを、順を追って
採用していくことから始めました。
例えば、
「病院にかかる」という連語がありますが、
まずは「病院」という単語で採用しました。
だからと言って、「病院にかかる」を採用しなかった訳ではありません。
初級レベルから上級(専門)レベルへの推移がわかるように、
ことばを3つのレベルに分けた上で、
ある程度の慣用句や専門用語も採用していったんです。
そうすることで、日常会話で使う言葉も専門用語も
ごちゃごちゃになることなく収録できるんじゃないかなと。
そしてそれらのレベル分けは、
簡単なものから順に、★、★★、★★★の星印をつけていきました*1。
そして、よりシンプルな例文を作り始めます。
ここで言う「シンプル」は、「文法的に単純な」ことです。
この作例のときに、『みんなの日本語』『新日本語の基礎』に加えて、
『日本語能力試験4級出題基準』をことばの採用や作例の参考に追加しました。
実は、宮地顧問にアドバイスをいただくまでは、
データベースの対象者を「日本語能力試験3級程度」としていたんです。
というのも、半年間の日本語研修を修了した人(大体3級レベル)が
日本で働き始めてからこのサイトを使うだろう、
という仮定の上で作っていたからです。
じゃあ何で3級じゃなくて4級?
それは、あくまでも語彙に焦点を当てた例文を作るため、
文法や構文はより単純な方がいいと考えたからです。
上に挙げた2つのテキストと、出題基準は「参考」であって、
それらに「忠実に順じている」訳ではないので、
「あ、これは4級にしては難しすぎるぞ?」と思われる方も
いるかもしれません。
これについては、「誰かこの例文の添削して!」のところで既に触れましたね。
祝 新装開店!
新たな参考資料も加わり、全ての例文を自分たちで作り直して
シンプルになった例文を「サバイバル文例*2」と名づけました。
「これを使って日本で生き残ってくれ」という願いを込めて。
さて、これで完全オリジナル、新装開店です!
そしてそれまでモヤモヤとしていた著作権の問題などが
一気に解決された訳ですね。あぁ、よかった。
*1 現在のサイトでは、優先度が高い言葉ほど星の数がたくさんついていますが、このときには、「レベル=星の数」という感じで、難しい言葉ほど星がたくさんついていました。
*2「サバイバル文例」・・・データを作成しているときは、「例文」ではなく、
「文例」と呼んでいました。何ででしょう?
今となっては覚えていません。
2007.10.17 13:43 - しもやん


