「日本語でケアナビ」公開からいただいていた要望のうち、多いのが多言語化と音声提供ということ、何度か触れました。もう一つよくあるのが「『日本語でケアナビ』、どこで買えますか?」「本がありますか?」というものです。
インターネットの情報を伝える威力については、いまさら言うまでもありません。それでもやはり本を手にしてはじめて実感がわく、という方も多いはずです。情報の全体を閲覧できる力、これは紙媒体にまだまだ分があるといえます。一方、検索性の方はというと、これはインターネットのパワーにはかないません。
「インターネットは若者のもの。年齢が上がるとどうしても本じゃないとね」と、インターネットとの相性を世代間のずれで説明することもありますが、年代に関わらずメディアそれぞれに特徴があるのだと思います。
さて、「日本語でケアナビ」のデータ、全部で8400項目ぐらいあります。インターネットを自由に使える環境があればいいのですが、仕事をしている最中だと、PCを立ち上げて調べる、というわけにもいきません。というわけで、「日本語でケアナビ」を辞書として出版できないか、というプロジェクトが生まれました。
「日本語でケアナビ」のデータは、それぞれに日本語(漢字かな混じり表記、ひらがな表記、ローマ字表記)、英訳と、例文(漢字かな混じり表記、ひらがな表記、ローマ字表記)、例文の英訳などの情報があります。それら全てを紙に書き出すとなると、相当分厚い辞典になってしまうことが予想されます。それもいいでしょうが、私たちとしては、学習者が気軽に毎日使えるものを提供したいという気持ちがあります。
- 職場で耳にした言葉をすぐにさっとひけるようなもの
- 忙しいケアの現場で働く方々のポケットに入れて携帯できるもの
- 場面が分かるようなイラスト、絵コンテ付
- 「日本語でケアナビ」との連動
手軽に毎日すぐに使えるものとなると、サイズはこのぐらい、そこから記載できるデータ量はこの程度、と割り出していったのです。
「データがあるから次の展開は容易なはず」なんて、誰が言ったのでしょう?(私の甘い誤算かな?)。やはり何かを作りとなると、様々な難問が潜んでいました。この続きはまた。
2008.09.03 15:05 - うえだ


