こちら「日本語でケアナビ」開発室

2008年3月のシンポジウムの詳細が決定!

うえだ

日本語でケアナビの「いま」

ご無沙汰しています

しばらくです。ちょっと事情があり、このところ「日本語でケアナビ」開発室のメンバーの誰もがブログ更新に貢献できていません。本当にすみません。

少しさかのぼりますが、2008年3月に国際交流基金関西国際センターで開催したシンポジウムで、「日本語でケアナビ」開発をケースとしたパネルディスカッションを開かせていただきましたが、お陰さまで参加者の皆様から好評をえることができました。

また、その頃、私がブログに書いた記事に対して、とてもうれしいコメントを岡本真さんにいただいたりしていました(ACADEMIC RESOUCE GUIDE (ARG)ブログ版)。お礼がおそくなってすみません。こんな調子だとブログの利点が生かせているとは言えませんね。

今日は、これまでのご無沙汰のお詫び方々、私たちの「事情」について、ご説明させていただこうと思っています。

「日本語でケアナビ」開発の仕事を通じて私が学んだことは三つあります。
一つは、インターネットという新しいメディアについてです。
二つ目は、日本語教育の内容です。
三つ目は、「働く場」への視点です。

「日本語でケアナビ」開発の上で最も参考になったものは何かという問いに対して、私は迷わず国際交流基金関西国際センターでの専門日本語研修ですと答えるでしょう。

2005年4月からデータベース開発に着手して、コンテンツをつくりあげ、2006年には、コンテンツに基づいたインターネット配信のためのデータを作ってきましたが、そのどの場面においても、頭に浮かんできたのは、関西国際センターで学習している世界各国からの学習者の顔です。

何をどのように提供していくかを考えるということは、言い換えると、学習した知識をどのように応用していくことができるかについての提供をすることです。また、それを意識した学習内容が求められているということです。もっというと、日本語の基本的な知識を現実社会でどのように応用していくかについての提案です。関西国際センターの専門日本語研修では、どのような専門分野を持つ人に対しても、その姿勢は一貫していると言えます。

そのセンターの仕事に新たな動きが押し寄せてきています。すでにマスコミなどでご存知かと思いますが、EPA協定がインドネシアと日本のあいだで進み、この夏から実際にインドネシア人の看護師・介護福祉士候補者が来日して、日本語研修が始まることになりました。先週、彼らが空港に到着した様子を報じるニュースをご覧になられたのではないでしょうか。国際交流基金関西国際センターでも、そのうち56名の介護福祉士候補者を対象とした日本語研修が始まっています。

関西国際センターでは、特定の研修参加者を対象とするのではなく、広くこの領域で働くことをめざす日本語学習者を支援するために「日本語でケアナビ」を開発しました。とはいえ、それが実績となって、このたび介護福祉士候補者の皆さんの日本語研修を担当する運びとなったといえます。

ただし、当初「日本語でケアナビ」開発の利用者として念頭においていたのは、フィリピン人学習者です。来日されたインドネシア人学習者とは言語背景が異なりますから、日本語・英語で提供している「日本語でケアナビ」を直接役に立てていただけるわけではありません。

というわけで、私たち開発室のメンバーは、今、「日本語でケアナビ」のインドネシア語版の開発に取り組んでいるのです。「インドネシア語の翻訳があれば、置き換えるだけじゃないの。簡単、簡単!」という声が聞こえてきそうですが、そうすんなり運ぶものでもありません。そもそも、インドネシア語を含む多言語対応を念頭においていたわけではありませんから。つまり、仕事はいろいろある、ということです。

そのほかに、「日本語でケアナビ」開発室で現在進行中のプロジェクトは

  • ポケット辞書の開発(日英版):前ちゃんががんばっています!
  • 専門会話集教材の開発(日本語・インドネシア語版):ハタンボが取り組んでいます。
  • 音声データの作成:インドネシア語版の「日本語でケアナビ」には音声が付きます。

などです(つまり、他にも仕事はあるということ、しつこいようですが・・)。 以上が私たちの「事情」です。

さて、「日本語でケアナビ」をインターネットで公開するという経験をして、私ははじめてこのメディアの力を知りました。特に数の多さ、スピードの速さ、そして、このマルチメディアといわれるような多彩さです。

さらに、ブログをはじめて半年あまり、みんなで記述していった記事は、あっという間に200本近い件数になりました。まさに「ちりも積もれば」です。

超過密スケジュールの中、過去を振り返るいとまがなくなっているのが現実ですが、ブログによって書き留めることの意味についても知ったこの1年でした。

これまでブログで記述してきた方法とは、多少異なるかもしれませんが、今、開発室で取り組んでいるプロジェクト、悩んでいる問題点などを、やはりこのブログを通じて公開していきたいとい思っています。

これからしばらくは、「ふりかえり」系の記事とはちょっとちがった角度から、またブログを続けさせていただければと思っています。 よろしくお願いします。

2008.08.16 14:46 - うえだ

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