こちら「日本語でケアナビ」開発室

2008年3月のシンポジウムの詳細が決定!

うえだ

よくわかる「日本語でケアナビ」

誕生への旅(1)基本データベース作成

「日本語でケアナビ」開発プロジェクトが発足した当初、実は「日本語でケアナビ」という名前はまだ生まれていませんでした。

どのようにして「日本語でケアナビ」が誕生したのか、このプロジェクト開発から公開にかけての足掛け3年の旅をざっとながめてみましょう。

1年目:基本データベース作成

2005年4月に国際交流基金関西国際センターにおいて、「看護・介護のための日本語教育支援データベース」開発調査が始まりました。

ブレーンストーミング
まずはブレーンストーミング。開発チームのメンバーで、といってもはじめは2~3人の最小限の人員でしたが、とにかくよく話しました。
関西国際センターの図書館を通じて、日本全国の図書館から資料を集めては読み漁り、どんなデータベースにするのか、概念をつくりました。
中心になったのは「ケアのことば」「病院のことば」そして、上司・同僚と話すときに必要な「職場のことば」です。
収集→分析→場面確定
次に、文献からデータとなることばを取り出し、それを分析してことばが使われる場面を割り出していきます。
この「データ収集→分析→個別場面の確定」、さらに「その場面に必要なデータの収集」いうサイクルを、何度も何度もくり返しました。
「作ってはこわし、こわしては作り」です。
データを集め終えたとき、同時にことばを使う場面もほぼ確定できました。
まえちゃん
語彙の収集の話は、トピック「『使える』データベースへの挑戦」で詳しく書いています。
例文づくりとデータ英訳
ある程度場面が確定したら、その場面に属することばの一つ一つに例文を施します。
例文は現実的で、しかも、できるだけシンプルな文をめざしました。
これがなかなか難しく、何度も作りなおさなければなりませんでした。
そして、それら全データの英訳を外部団体に依頼し、「英文翻訳データ」が作成されました。
しもやん
例文作りに興味をもたれた方は、トピック「シンプルで使える!な例文作り」へどうぞ。

こうしてできたのが「基本データベース」です。
「看護・介護のための日本語教育支援データベース」と呼んでいす。

どのようにデータベースを作成するかという「データベース作成方針」は、プロジェクトに着手する前にあったわけではありません。
開発のプロセスを通じた試行錯誤の中で、形作られていきました。

以上の作業の詳細は『看護・介護のための日本語教育支援データベースー調査開発報告書―』(国際交流基金関西国際センター、2006)、「『看護・介護のための日本語教育支援データベース』開発調査をめぐって」(上田和子、2007、『国際交流基金日本語教育紀要』第3号)にあります。

2007.10.07 11:09 - うえだ

次は「誕生への旅(2)サイト用のデータ作り」

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