こちら「日本語でケアナビ」開発室

2008年3月のシンポジウムの詳細が決定!

すなみ

あの機能あのコンテンツの舞台裏

タグを考える(11)タグの可能性

タグという概念を最初に広めたのは
Flickrという写真共有サービスなんだそうです。

Flickrではユーザー(利用者)が写真を投稿する際、
写真にタグを「ユーザーが」付けることができます。
タグは完全に自由に付けることができますので、
自分だけに分かる付け方をしても構いませんし、
すでにFlickr上にあるタグを参考にして、
他の人が投稿した写真との結びつきを作るのもアリです。

日本語でケアナビのタグは、残念ながら
利用者のみなさんがタグを付けることはできません。
僕たち開発側が付けたタグを選んでもらうのみです。
そのぶん、できるだけ利用者の気持ちに合った、
使い勝手の良いタグを付けようと常に努力していますが、
ここで、タグの「利用者が付ける」という側面に
焦点を当てて考えてみましょう。

ユーザーがモノに自由にタグを付けられるということは、
ユーザーそれぞれの好みの分類ができるということです。
そして、モノとタグを共有することによって、
方針の異なる分類を場に共存させることができます。
これによって、より便利で豊かなナビゲーションの仕組みを
作ることが可能になります。

具体的な例で見ていきましょう。

「はてなブックマーク」というサービスは
ブックマーク(お気に入り)つまりサイトのURLを
共有できるというものですが、
こちらもユーザーがタグを付ける仕組みが
採用されています。

ブックマークを共有することによって、
他人のブックマークしたサイトが探せるわけですが、
そのブックマークを探すのにタグを使います。
例えば「サッカー」というタグを選べば、
サッカーに関係するブックマークが表示されます。

多くのサッカー関連のブックマークに
「サッカー」という同じタグが付いていれば
そのタグを選ぶことで一度にサイトのリストが
手に入ることになり、誰にとっても便利でしょう。
自分が何かブックマークを投稿する際も、
他の同種のブックマークに付いているタグと同じものを
意識して付けることで、リストが充実していきます。

もちろん、タグは自由に付けられますから、
自分の利便性を第一に考えた結果、
他の人が誰も挙げていないようなタグを付ける、
ということをしても一向に構いません。

そんな「マイナーな」タグが付いたブックマークは
タグによる絞り込みナビゲーション上において
ユーザーの目に触れる確率も下がるでしょう。

ところが、
「マイナーなタグが付けられたものは見つけられにくい」
とは必ずしも言えない場合もあるのです。

みんなの投稿したブックマークを眺めていて、
気に入ったものを自分もブックマーク!
というのは、僕もよくやります。
この、自分がブックマークを投稿する際も、
当然それにタグを付けることができますから
みんなが使う「メジャーな」タグを付けてあげることで
「多くの人の目に触れることの多いタグ」によるリストに
そのブックマークが登場することになるわけです。
つまり露出度が上がるということですね。

各々が自分好みのモノを登録&分類することで、
結果として全体の分類バリエーションが豊富になり、
各分類のリストの中身も充実する。
タグはそんな可能性を持った
新しいナビゲーションのシステムなのです。

2008.02.13 14:50 - すなみ

次は「タグを考える(12)タグから見える価値観」

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