前回お話した、タグにレベルを付けて
一度に見せるタグの量を制限しているのは、
「全部一気に見せられても選びにくい!」
という利用者の反応を予想しての対応です。
でも、だからといって
「一部のタグしか見せない」という方法には
決定的な問題があります。
それぞれのモノにどんなタグを付けるかは自由。
それぞれのモノにいくつタグを付けるかも自由。
タグの付き具合がモノによって違っていいし、
1つのモノにしか付いてないタグがあってもいい。
これがタグの基本的な考え方です。
例えば、本に対して100個のタグがあるとして、
そのうち3つ「赤」「小説」「文庫本」だけを
最初に見せるようなインターフェースだとしましょう。
1つ選んだらその後は、表示数に制限はないとします。
最初に「赤」を選んだ場合、
「タグ:赤」が付いていないモノは全て消えます。
表紙が赤い本だけが残るということです。
一方、最初に「小説」を選んだ場合、
「タグ:小説」が付いていないモノは全て消えます。
ジャンルが小説の本だけが残るということです。
また、最初に「文庫本」を選んだ場合、
「タグ:文庫本」が付いていないモノは全て消えます。
文庫本サイズの本だけが残るということです。
では、表紙の青い大きな辞書があった場合、
最初にどのタグを選べば良いでしょうか?
・・・そうなのです。
最初に表示されるタグがいずれも付いていないモノは
どうやっても見つけることができないのです。
このことは逆にいえば、
最初にいくつかのタグのみ表示する形の場合、
全てのものは必ずそのタグのいずれか1つが付いている、
という状況にしなければなりません。
つまりタグの付け具合にルールを作るということです。
日本語でケアナビは、タグに3段階のレベルをつけました。
最初はレベル1のタグしか表示されません。
レベル1のタグを選択すると、
レベル1と2のタグが選べるようになります。
レベル3のタグが表示されるのは、その次以降になります。
これを実現するために、
- 全ての言葉に、レベル1のタグが必ず1つ以上付く
- 全ての言葉に、レベル2のタグが必ず1つ以上付く
- 全ての言葉に、レベル3のタグが必ず1つ以上付く
というルールに沿ってタグ付けがなされています。
これにより、不用意な言葉の選び漏れを最小限にしつつ、
表示するタグの候補を限定させて選びやすくする、
というインターフェースを実現しているのです。
これは、ある種の包含関係・階層構造になっているので
カテゴリー的な要素をもった仕組みであると言えます。
最初に「カテゴリーとタグの折衷案」と言ったのは、
タグの付け方にこんな工夫があるからなのです。
2008.02.06 14:46 - すなみ


