タグはカテゴリーと違って自由に付けられるために
モノの多面的な特徴に沿って分類ができる、
という話を、ここまでしてきました。
これはタグの大きな利点なのですが、
自由に付けられるがゆえに、
タグの種類の数が膨大になる
という根本的な問題があります。
カテゴリーは、その数が多すぎる場合は
入れ子の箱、つまり階層構造にすることが多いので、
一度に膨大な数の箱を見せられることはありません。
最初は数個の大きな箱、そのうち1つを開けると
中に小さな箱がまた数個・・・という感じですね。
一方タグは、個々の関係性により階層化されることなく
常にフラットな状態で提示されるものです。
簡単に言えば、全部がドバッと見えている状態です。
タグの総数が10数個であれば簡単に選べますが、
数10個、あるいは100以上タグがあった場合、
それが全て一度に表示されるのですから、
どんなタグがあるのか確認するだけでも大変になります。
そこから必要なものを選べといわれても困るでしょう。
まるで懐かしの「ウォーリーを探せ」状態です。
タグは、カテゴリーのそうした階層化が
モノを探すときのわかりにくさの原因になることを
克服するアイディアではあるのです。
が、物の数に比例してタグの種類も増えてしまうため、
タグをどう一度に見せるかというのは大きな課題です。
この課題に対して、開発メンバーは相当悩みました。
タグがいかにすばらしい分類方法であっても、
そのインターフェースが練られていないがゆえに
ユーザーが使いづらく感じては意味がありません。
タグを分類に使っている他のWebサービス等を研究し、
打開策を根気よく探しました。
最終的には、タグの階層化という
タグとカテゴリーの折衷案を採用しました。
その話をこれからしていくのですが、
タグに関する議論は興味深いものが多いので、
いろいろと寄り道しながらお話していくことにします。
次回は、タグを扱う他のWebサービスを紹介します。
2008.02.03 13:36 - すなみ


