こちら「日本語でケアナビ」開発室

2008年3月のシンポジウムの詳細が決定!

すなみ

あの機能あのコンテンツの舞台裏

ネットだからこそ必要な「例文から学ぼう」

日本語・English両モードのトップページの左下に
ケアくんがナビゲートする「例文で学ぼう」というコーナーがあります。
これは、ランダムに1つ例文を表示させるものです。
ブラウザの「更新」ボタンを押してみてください。
ページが読み込まれるたびに違う例文が表示されたでしょ?

この「例文ランダム表示」のアイディアは僕が出しました。
コンテンツのパターンとしては一般によくあるものなので、
けっこう初期の段階に思いついて提案したのですが、
その時の制作チームの反応が非常に薄かったのです。

なんでそんなもん必要なのかピンとこないなぁ

という感じ。要するにイメージが沸かない、と。

僕は諦めずに、スペースの都合で邪魔だとでも言われるまでは
ひっそりとトップに置いておこうということで作業を進めました。
やがてデータがサイトのデータベースに組み込まれ、
システム開発担当の加藤さん
ランダムに表示させるためのプログラムを作ってもらい、
実際のサイト上で「例文で学ぼう」が動作するようになりました。

するとどうでしょう。
制作メンバー全員が「これは楽しい!」と言うではありませんか。

  • 「このへやは ごちゃごちゃ しています」
  • 「Oさんは せっかちな ひとです」
  • 「ふざけては いけません」

表示される例文に笑ってしまったり、癒されたり、ドキッとしたり。
タイミングがツボにはまって、作業場が笑いの渦になることもしばしば。
すべて自分たちで考えた例文なのに、なぜか笑ってしまう・・・。

一般公開に先駆けた社内公開時にも同様の現象。
「いちばんケアナビらしいコンテンツ」との評価の声も多かったです。
何回もリロードして「坊主めくり」のごとく楽しめるのだとか。
さすがにそこまでは予想してなかったですね。

こうして最終的に評価された「例文で学ぼう」のコーナーですが、
僕がトップにどうしても必要だと言って譲らなかったのは、
この例文が、データベースの特徴をよく表していると感じていたからです。

一般の教科書や辞書の例文は、無味乾燥なものも少なくありません。
そのいっぽうで「日本語でケアナビ」の例文は、
非常に人間味がありリアリティを感じるものです。
それが使われる場面がパッと浮かぶことば、
自分の周りにそういうことを言う人がいそうなことば、
生活に密着していて、変に格好つけてないことばなのです。

こうした例文が次々出てくるのは、「日本語でケアナビ」のデータが
使う人の状況や気持ちを第一に考えて作られているから。

だからこそ、ユーザーに例文に早く触れてもらい、
ユーザーに「日本語でケアナビ」の良さを早く実感してもらいたい。
そう思ったから、トップページですぐ例文が目に入るようにしたのです。

また、もうひとつのポイントとして、
サイトはコンテンツの雰囲気や概要を把握しにくい
という欠点があることも関係しています。

「日本語でケアナビ」でことばの説明を見るには、
タグをクリックしていったり、検索文字を入力したりして
ことばのリストを表示させ、そこから目的のもの選ぶ
というステップを踏まなければなりませんよね。
何回もクリックしなければならないので、
時間もかかるし、途中で挫折することだってあります。

それに対して、書籍ならパラパラと数秒めくるだけで
全体の構成やボリュームを把握することができます。
目立つようなレイアウトがされているコンテンツは、
その場ですぐに読まれる可能性もあります。

特にサイトを初めて訪れた人にも、途中で諦めさせることなく
「日本語でケアナビ」の良さを知ってもらえるようにしたい。
トップページに例文を置いておくことには
そういった狙いも含まれているんです。

さぁ、みなさんも
トップページをリロードして例文を確認してみてください。
きっと「おっ」と思うものに出会えるはずです。

2007.10.16 11:54 - すなみ

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