表記ゆれとは、かなに対応するローマ字が複数ある、
ということです。例えば「shi」と「si」のように。
そしてそれが、表記ゆれ「問題」として捉えられる理由は、
「どっちの書き方で書いてもユーザーに非がない」
ということにあります。
正しい書き方が正式に決まっていれば、
例えば「し」は「shi」と書くのが唯一のルールなら、
「si」と書くのは誤った表記だと見なすことができます。
誤った書き方をしたユーザーが悪いのなら、
「si」と検索しても「し」の含まれる言葉は出てこない。
それで良いとも考えられるでしょう。
でも現実は「si」と書いても間違いではない、のです。
ローマ字の表記法にはいくつか方式があって、
その大部分は重なっていますが、それぞれ別のものです。
どれかが正しくて他は間違い、というものではないのです。
ユーザー、例えば日本語学習者が、
学校などでどんな表記法でローマ字を学んだのかによって
文字入力検索時に入力するローマ字は変わってくるでしょう。
「し」は「si」と書くのだと学んだ人は、
それが正しいと思っていますから、そう書くでしょう。
そこを
ケアナビのローマ字表記法は「shi」です。
だから「si」と入力しても探せません。
と突っぱねてしまうのはどうでしょうか。
おまけにそれが機械的なエラーメッセージだったらどうでしょう。
それは「ユーザーに優しくない」サービスだと思います。
そこでユーザーが気がついて
「si」を「shi」と入力し直して再検索すれば
大きな問題にはならないかもしれません。
でも気付かないユーザーは、不快な思いをしたまま
二度とケアナビを使わないようになるかもしれません。
あるいは「自分の探している言葉がないデータベース」
と思うかもしれません。
実際には、ちゃんとあるかもしれないのに。
日本語でケアナビの開発方針は、
とにかくユーザー第一に考えるということ。
ユーザーに非はないのだから、
不要な不便、不快な思いをさせないようにする。
ローマ字の表記方式によらず検索ができるようにする。
これが表記ゆれ対応への挑戦です。
2007.11.27 17:03 - すなみ


