さてさて、基本ルールを決めて、
すべてのことばにタグを付ける作業が始まりました。
しかし、すぐに「これはなかなか難しい」を実感させられました。
タグがすぐに浮かぶことばもあれば、全然浮かんでこないことばもあります。
たとえば、「血圧」のような具体的で、場面が想像しやすいことばなら、
「検査」とか「診察」とか「体調」といったタグが浮かびます。
「検査」とか「診察」というタグなら、
このタグが付くことばは、たくさんありそうです。
実は、タグは、いろいろなことばに付けられることが大切です。
それぞれのことばに別々のタグが付けば、
収録されていることばと同じぐらい数が多くなってしまい、
簡単に調べるための道具という意味がなくなってしまいます。
ですから、タグ自体は具体性なほうがわかりやすいのですが、
同時にある程度の「汎用性」も求められます。
では、「行く」ということばに付けるタグはどうでしょう?
「行く」からイメージされる属性とは、どんなものがあるでしょうか。
汎用性が高すぎると、「これだ!」と具体的に絞るのは簡単ではありません。
しかも、他の人にもわかる、ある程度納得してもらえることも必要です。
例えば、「行く」について、「デパート」というタグを考えるとします。
「デパート」というタグを調べたら、「行く」ということばが出てくるわけです。
ある人には「なるほど」と思えても、
「どうして?」と思う人もいるのではないでしょうか。
また、「デパート」というタグを作っても、
それほど多くの他のことばに付けられるとは思えません。
色や形を表現することばも、なかなかやっかいです。
「黄色」ということばから具体的に浮かぶものは、
例えば「バナナ」とか「信号」かもしれませんが、
「バナナ」や「信号」にタグとしての汎用性があるかというと、
ちょっと難しい気がします。
他にも、いわゆる抽象概念的なことばもそうです。
「一般」ということばに付けるのに適切で、
具体的かつある程度汎用性があるタグとはどんなものでしょうか。
これは、最後まで尾を引く問題となりました。
2009.01.06 15:30 - たなか


